おはようございます。クレストデジタルズ渡部です。
週末土曜日は、愛大フォーク、商大フォークの合同同窓会(商愛戦)でした。
※どちらを前にするかで、もめます(笑)
定番の『あの頃はよかった編』飲み会かと思ったが、なかなか燃えるもんです。
定番というのは、「あまりにオーソドックスすぎてだめだ」という人が、夜はい
つも定番だったりすることを言います。(笑)
あの頃、世の中はフォークギターの世界からエレキギターに突入。
耳コピでつかんだあの曲のカセットは、すり減って伸びきるほどだが、そんな宝物
のアナログはたまらない。あの伸びきった感は、なぜか、「おまえ、頑張ったな」
と声をかけてくれる。どうしてもフェンダーのベースが買いたくて「18万のクレジ
ット組んだよなーあの頃」「あの時のGibsonのギターが宝物、大事にしたよ。見る
だけで飽きなかった」学生でも、いい音出すために家賃は滞納しても、楽器には拘
わった。
古いものと、新しいものの変革期であり、高揚感は半端なもんじゃなかった。
バンド予備軍の押し上げもすごく、女の子バンドが登場。100%女な歌を届けて
くれる。音楽が充ち満ちていた。一番いい時代を生きられたことに感謝!感謝!
高揚とは、このように女子が絡むことで化学反応を起こし、手に汗を握る展開が期
待されますが、期待外れに終わると、虚無、孤立をおこし沈没すると浮上に時間が
かかります。
学生があこがれた高級楽器は、人生の打ち上げ花火だと思うんです。
夏の夜空に消えていく花火。それは何千万のお金が一夜で消えるが、それだけに美
しい。札束に火をつけるくらいのことしないと人生面白くない。
花火の2尺玉だと直径500mになるらしい。お値段は60万円。人生の最後に購入
し、夏の夜空に散りゆくのも、いとよろし。
こうして夏の終わりの、残り香をかぐように酒くみかわしながら、時は流れた。
時折、人生の残り時間を、かみしめているようにも見える。(笑)
ふと思ったのは、みな昔の曲ばかりで新曲というものがない。(笑)あってもやら
ない。18歳の頃の歌を30年以上歌い続けている。
新曲、というのは何かを向こうに回し、抵抗し逆らって、凡庸すぎる人生に抵抗Ω
を与え、人生に一戦を交える覚悟のレジスタンスではないだろうか。これを読んで
いる、昔の友達よ来年の4年に一度の愛大フォークのOB会には新曲制作という道草
を踏みながら、ねちねちと創作活動をお願いしたい。
*
さて、週末、百田尚樹さんの「大方言」をよみました。
冗談が冗談で通じない、息苦しい世の中。
”方言は、常識に対するアンチテーゼであり、現状における問題提起であり、過激
な提言であった。またしばらく毒舌的であり、ユーモラスで知的な面もあった。”
なるほど、そうであります。本音と建前があるけど、本音で語ると、人間関係にひ
び割れができるようなことが多い「言葉狩り」時代へと変貌したものです。
松山市の市内電車には「ことばの力」というキャンペーンでいろいろな人の作品が
電車などに書かれています。
◎「しあわせもリンゴのように分ける母」
◎「退職し 帰りました松山に 還暦すぎてマドンナと」
この間見たのはよかった、電車に書かれているんですが
◎「どうぞ」と8歳、「ありがとう」と80歳
僕が一番好きなのは
「ピカソはピカソ、私は私」
僕が僕であるために、今週も頑張りましょう。
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