おはようございます。クレストデジタルズ渡部です。

深夜にワールドツアー・ファイナルにて錦織圭選手のテニスをBS朝日で観ながら(なぜ地上波でやらないのかという疑問を抱きつつ)、そのプレーに興奮でしばらく寝れない夜を過ごしました。

錦織圭選手はマレーのバックハンドをつく、クロス対クロスでいつもなら途中でストレートに持って行くのに、自分のコンディションと会場の独特の空気とプレッシャーを身体になじませるまでは、正攻法を貫く。動かない・・。野球で内角を意識させて、外角で打ち取るような事はせず、内角勝負を貫く、得意のドロップショットも封印していた。そのストイックがたまらなかった。

一方、ファーストサーブが入らない錦織選手に対して、四天王マレー選手もセカンドサービスに対しては、常に前に出て相手の心理陽動作戦にでる。流れはどちらに転ぶのかわからなかった。

スローペースのマリー流のラリーに持ち込まれそうな展開で、相手が打ち込むバックハンドを回りこんで叩く強烈なフォアが流れを変えた。廻りこんでの逆クロス!脳細胞をノックした戦いでありました。

そんな戦いを観ながら。「プレッシャーは飼いならさなければならない」、狂気までも飼い慣らせば「リスクをリスクを思わない。」と思いました。
ちょっと話はそれますが、解説の松岡修造さんが圭のガッツポーズが出てきたと

きに、それを褒めてました。※修造さんはガッツポーズが好きですが(笑)

果たしてガッツポーズについて、みなさんはどう思いますか。

このガッツポーズとやらは柔道、剣道、相撲などの武道は、礼節としてじられている。王さんもホームランを打った時は記録更新の時にだけしていたらしい。落合さんも控えめだった。メジャーリーグには「過度にガッツポーズをしてはいけない。」というUnwritten Rulesがある。田中投手のガッツポーズも議論がおきた。

様々な意見があるでしょうが、勝負事にはコントラストがあってほしいもの。そのコントラストの有り様が一般大衆の面白みのひとつなのではないか。

松岡修造さんが圭のガッツポーズを褒めたタイミングは、秀逸でした。解き放たれた緊張感を感じた瞬間がそこにあったからです。それを天性のカンで救い上げた瞬間でした。

派手なガッツポーズに善し悪しがあるのはもちろんですが、そのコントラストを大衆が見る画面の中でいかに解説者が思い、取り上げるかそんなことを思いながらまた次も楽しみに錦織圭選手のガッツポーズを観たいと思います。