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マイコラム MAGSHOT
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四国中央市の蔵珈琲店で日刊スポーツの「真央悲しすぎる結末」という1面の記事を眺めながら、高校時代に松山の銀映で500円3本立てで観たアイスキャッスルという映画を思い出していた。
それはオリンピック出場を目指していた少女が事故で殆ど目が見えなくなってしまい、それでも恋人と父親の温かい支援で再びリンクに戻るとこから始まる映画。そして大会で高得点を出すけどリンクに投げ入れられた花に彼女は躓いてしまい、目が見えないということがバレてしまうのだった・・・。
その映画を、多感な高校生は3回も観に行った。なぜだ?そんなに観に行ったのか思い出せない・・・。アイススケート、白銀の世界に多感な心は吸い寄せられたのだろうか?
そして、蔵珈琲店の絶品の煮込みカレーは酸味ばかりを僕の舌に送りこむ。
SPが終わり、僕はFacebookにこんなことを投稿していた。
真央ちゃんフリーですね。今日はほんま元気がでんかった。
苦悩と葛藤の中で「暗闇からのジャンプ」その延長線上に晴れ間が出て、救済に変わっていくことを祈ります。
そして、一夜明け日本中が彼女の演技を見守る夜がやってくる。
テレビの画面に映る真央ちゃんのルージュの鮮やかな赤色が、女性としての決意を告げる。一つの恋物語が終わり、今日から新しい自分が始まる時のように。鏡の前で、彼女はどういった気持で紅を引いたのだろうか?
あれから、彼女の演技が何度もTVで流れる。テレビをみるたびに感情過多になった僕がいた。
人は、家族がいようと、恋人がいようと、所詮人間は死ぬときは一人である。
そしてソチ・オリンピックというという世界が注目する最高の孤独な舞台氷の上で暗闇の中での孤独なラストダンスが演じられた。
ルージュをひいた表現者としての浅田真央は官能的な世界をうみだす
そして、僕の永遠になった。
今週もよろしくお願いします。今日はこんなところです。
生涯青春 渡部雅泰
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