僕には青春の代名詞といえば。「青春18切符」
5枚綴りの青春18切符。1万円だったな(笑)5日間
生きているなら、旅にでなくて何をするんだと問いかけるような切符だ。

それは深夜大垣を出発して、早朝に東京に到着する青春夜行・鈍行列車。
今もうないのが納得行かない、こういうものは夏休みの期間だけでも走らす気骨さがないのかJRよ。

学生の身分、新幹線は論外。普通・快速のみで松山から花の都東京を目指す。

対面ボックス4人掛け直角Lシート。
しかも これでもかというほど固い。(笑)

しかし、今となってはそれが旅の旅情となって、懐かしくよみがえる。

松山のホームで金がなくて、食べたくても食べれない冷凍ミカン。

夏の夜、窓を開けて走る快感。

窓に映る旅をする自分の顔。

水銀灯に照らされた、駅のホーム。

時間待ちで・・どこかわかんないけどメチャ停止する列車。

名古屋駅のホームではじめて食べた、きしめん。

東京ついて有楽町の吉野家に行った。

僕らの目的は、友達がラジカセで録音して聴いた
スクエアの音楽が聴きたくて
六本木PIT INNを目指していた。

この列車に乗るだけで青春といえるくらいの代名詞だった。

今は、もう「大垣夜行」は廃止されて乗ることができない。

二度とないかけがえのない至福の時間がそこにあった。

旅は心の青空!

出てこい青春野郎!