テレビでSWITCHインタビュー 達人達(たち)【松岡修造×茂木健一郎】を観ました。

 

テニスで何もかもうまくいく、そんな状態を「ゾーン」と修造さんは呼ぶ。ゾーンは調子こいたら、消える。テニスなら、相手にも左右される。「スーパーゾーン」では時間はゆっくりながれ、無我の境地。

 

ウィンブルドンでゾーン状態からベスト8へ、次戦サンプラスとの対戦で1セット先取。「これは勝てるかもしれない」と思った。「その瞬間ゾーンがなくなった。」慢心とかおごりというのは、恐ろしい。

 

こういった本番と同じ環境をて練習でつくることはできない。錦織圭選手もそのステップを上がっているんでしょうね。

 
そんな集中力を上げるために茂木健一郎さんは。こんな事例を語る。京都の哲学者、西田幾多郎が毎日散策、思索にふけった。哲学の道について考察。毎日同じ景色のところを歩くと、景色にとらわれないので脳の集中力が上がる、と。

 

イチロー選手は毎日昼食はカレーライス、ユンケルは毎日、他人のバットは絶対に握らない、毎日6時15分にゲージに入る、打撃練習では、レフトからセンター、ライトへ同じ数を打つ、ベンチから守備位置まで41歩、バッターボックスに立ってから毎回同じ仕草17種類、スポーツ新聞の類は一切読まない

 
イチロー選手はインタビューに答えた。

 
「朝、家を出てからグラウンドに上がるまで、すべての行動が決まってるんです。それを一つ一つこなしていくうちに、自然と鈴木一郎からイチローに切り替わる」
世界的なデザイナー佐藤オオキさんも、テレビで毎日同じ蕎麦屋で朝食をとる。

 

茂木さんは、左脳の働きがよわまることで右脳のはたらきが強くなるという。そうすると、右脳のデザインのエナジーが突如目覚めたりする。

 

毎日同じモノを食べることで、脳の活性化を抑えて(衰えさせて)、逆に集中力や発想を生み出すということだろうか?

 
さて物が溢れ、品質が上がり、100円ショップで事足りる時代。世の中の定番ごとを少しいじる時代ではないかと考えます。

 

例えば、名前が覚えられない人が世の中には多いそういう人は、自分の名前を相手に覚えてもらう努力はしない。出来る人は自然にそれができている。

 

名刺を小さくしてみてはどうでしょうか?それだけで話題になるので、「面白いね」とか会話が弾み、相手にも覚えてもらえる。

 
イタリアのミラノに「スポンティーニ」というありえないうまいピザがございます。店内は大衆食堂のテーブルと椅子。厚いパン生地にトマトソースとチーズのみ。メニューはこの1種類のみ。

 
夢にたまに出るんですよ、あのお味と、デカさが。久しぶりにネットで見るとあることに気が付きます。皿からビザがはみ出しているんですよね。でかくて収まらないんじゃない、いや!そうしてるんだと思う。日本は行儀が良すぎる、大きなお皿の真ん中に品よくディスプレーされている。もっとはじけるのも必要ですよね。

 
最後に松岡修造選手の名言について。

 

「今日から君は噴水だ!」というのをご存知でしょうか?

 

仕事で行ったサンクトペテルブルグの噴水からこの松岡修造さんの名言は誕生。「今日から君は噴水だ!」

 

修造さんは噴水を見て

 
「出しきっていると思った!」

 
輝いている噴水、つらい噴水もすべてを出している。

 

自分の中でいろいろすべてだせ。

 
隠しちゃいけない、中途半端にやることが一番良くない。

 
それを噴水から学んだ。

 

凄い感性

 

身の回りにある全てのモノに、気付きが必要な時代ですよね。

 

佐藤オオキさんの携帯電話を充電している時に、壁面に引っ掛けておくことができるコンセントプレート。

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面白きことなき世を面白く