おはようございます、クレストデジタルズ渡部です。
土曜日にお遍路バスツアー行って参りました。ただの旅ではなさそうです。(笑)行き着くのはどこなんだ、自分と向き合うと言うことは負けず嫌いを育成してくれそう。お遍路から毎日が繋がっている。親父の介護部屋に、BS3で演歌番組が見れるようにテレビをプレゼントし、アンテナを這わして作業した。親父の今は、壊滅的に暗い、それでも「小さな光」を描く作業は楽しかった。お遍路さんをプラスのバネにしむけ、こざかしいことをやっている。(笑)
27番札所神峯寺の不動明王像がなんともいえなかった。右手に剣を構え、口の牙は唇の両端で上下を向いている、背後に炎をたぎらせ、岩のうえの像は、何かあればそこから剣を振りかざして切りつけるような空気だ。若者はモンスターストライクで不動明王は降臨し「穢土に轟く忿怒の業拳」の超絶キャラだ。(笑)なるほど、それが頷ける。
書くことは山ほどありましたが、ほどほどにしました。(汗)
『四国を舞台装置にした、四国八十八箇所巡り』第一話
松山から高知の室戸岬まで休憩を挟んで約3時間。弘法大師様そしてお弟子達がつくり上げただろう四国を舞台装置にした四国八十八箇所巡りテーマパークにオンステージしました。ちょっと言葉が過ぎましたが、元旅行マンとしては、なぜこれほど人を引きつけるのかに、何故なのか?なんとなればこれほど魅了されるのかに興味がございました。そのためにいろいろ本なども読んでネタを探しています(^o^)久しぶりの太平洋の海は母のごとく静けさを抱き、その凪のように札所はひっそ
り閑として清空間。逆打ちのように廻りました。
最初に訪れたのは27番札所神峯寺。仁王門を通り不動明王像(右手に剣を持ち、光鋭く牙が唇の両側で上下になり、まさにお寺の守護神)に出迎えられます。
いつも旅行マンとして世界を訪れたときに、この最初の門をじっくり見ることを学びました。パリには凱旋門があり、洛陽を訪れたときにも、ここからが洛陽の街という場所に門があったのを思います。我々は神社に行ったときにも何気なく鳥居を通りますが、お遍路さんではここで一礼をいたします。
今年の俳句甲子園で旭川東が強豪開成高校を破った一句がございました。
「朝霧や麓の鳥居朽ちてをり」柳元佑太
ディビエートが素晴らしかったんです。記憶は定かではないのですが、開成高校がその風景を朝霧と鳥居という組み合わせでなんか納得しないみたいなことをディビエートしてきたのですが、旭川東高校の説明が秀逸でした。朝霧が麓の生活の営みがある場所まで降りてきて、そこに鳥居がある。営みがある暮らしと、神聖な場所との境に鳥居があり、その鳥居が朽ちているんです・・・という説明をしたのですが、ボクにはこどもの頃朝一神輿の宮出しをした風景が頭に広がりました。
第二十六番 金剛頂寺(西寺)の山門では、「何じゃこれは?」大草鞋が仁王さまの代わりに安置されていて、「???」、健脚祈願や安全祈願なんでしょうね。そして、その後ろには金剛力士像(仁王さん)が迎えてくれています。ほれぼれする筋肉質と目線がなんともいえません。「阿吽の呼吸」で右に口を開けた阿形、左に口を閉じた吽形が左右でセット。狛犬とにています。このシステムどちらが先なのでしょうか?興味が出てきます。(笑)※ちなみに我が愛媛の石手寺の仁王門とでかい草鞋がございます。
あー仁王さんが草鞋を履いていたかも(笑)「過ぎたるは及ばざるがごとし」次のお遍路で確認してみます。
大師堂の横に「一粒万倍の釜」があり、弘法大師が3合3勺のお米を入れて炊いたところ、万倍にも増えたという伝説があります。同じく大師堂前には「がん封じの椿」があり、「病気平癒」と「がんにならないように」と人々が願った椿の跡がありました、枯れてしまっていまは新しく植えられたのか定かではありませんが、椿の木が植えられています。
こうして観光しているだけで、いろいろな弟子が盛っただろう伝説も楽しくも有りなん。お大師様の真言密教というのはどうやらバラエティに富んでいるようにも思えます・・つづく
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