初めての四国八十八箇所巡礼お遍路バスツアー体験日記「おごるべからず、足を知れ」
ヒットする条件について 幻冬舎の見城徹社長の4つの条件は的を射てる
- オリジナリティがあること
- 明快であること
- 癒着があること
- そして何よりの原動力は極端であること
なるほど、大きなため息をつくほど的確だ。この才能に嫉妬するしかない。
室戸三山の「西寺」26番札所金剛頂寺(こんごうちょうじ)、大師堂近くの「一粒万倍の釜」、とても多きな釜だ(^o^)
「一粒万倍の釜」
弘法大師が三合三勺の米を入れ て炊いたら万倍に増えたという大きなお釜、大師堂近くにございます。
ちなみに、釜の中を不謹慎にものぞき込むと、錆れて穴が。普通の釜。(アタリマエですね。)ここに封筒に1,000円入れてお参りすると、1,000万円になるということか。お賽銭はこうやって、集められる。1000円ごときでかなうはずはないのだけど、
お遍路には、目がよく見えるようになるとか、安産とかお守りの数は数知れない。ファンタジーがちりばめられている。みんなが、それに酔ってしまうのだ。
お遍路には、このようなファンタジーばかりだ。ディズニーランドと似ている。そう、高齢者のディズニーランドという一面もある。
18番恩山寺で↑摺袈裟(すりげさ)という、四国八十八カ所の中でも隠れたお守りを購入。
摺袈裟を所持すれば、悪いことを良いことに変える「滅罪生善めつざいしょうぜん」の功徳があるとされ、亡くなった人のひつぎに納めれば極楽浄土へ往生できると伝わっている。
https://goo.gl/nDksyk
皆さんは、宗教やお守りを信じますでしょうか?
お守りには、何かがかなうというファンタジーがある。
お守りを信じるのは、才能。信じないのも、才能。
たとえば、人見知りなども、自分の才能だと思えば力強く才能になるんじゃない。
人見知りは、引っ込み思案で、社交性がないとか、長いものにまかれるとか、言われる。
逆に言えば他人への観察力があるから、嫌われるようなことも呑みこむことができるともいえる。
「人見知り君」の想像の翼は、こう言ったら相手が喜ぶということも、無意識のうちにきっと想像できているんだ。
何度も、何度も自分に浴びせられた嫌な気持ち。過去の記憶も含めて、才能なのだ。
モテない男やモテない女は謙虚という毒薬をいつまで飲んでいるのだろうか。
謙虚というのは褒めてもらいたいための裏返しじゃないの。
謙虚は、生ゴミのようになかなか捨てられない。たまには捨てちゃえ。(笑)
夏目漱石は「愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ」と、言った。
謙虚も武器にすると才能になる。
お守りがなぜ、1200年売れているのかよく考えたまえ。
あなたの持ち物の中に、売りものの中にお守りはありますか?
538年「仏教伝来じゃなくて、仏像伝来」高倉健さんが通った善光寺【仏教って何?その1】
飛鳥寺の渡来人の建築技術・空海も唐から技術を持ち帰った?【仏教って何?その2】
聖武天皇「一握りの土を運ぶことでもいい東大寺大仏造りに参加してほしい」【仏教って何?その3】
この「私のお遍路日記」は発売されてから10年たっているんですが、徐々にひきこまれて浸食させて、読み終わるとお遍路への思いが扇状地のように広がり、よし封印していた旅に出ようと、僕の背中を押してくれた本です。
ただ、この本が、各札所の説明や、お大師様のことを書いている本だったら、そうはならなかったと思います。
一人の女性のお遍路の日常にすんなり納得できて、今も彼女は瞼を閉じて、歩き遍路をしている自分に会いにいってるんじゃないかと想像できるところが、秋晴れのようにすがすがしく、なんか僕にもできそうと思わせてくれました。
「私のお遍路日記」を読んでいると、放たれる熱量がなんともいえません(プラスもマイナスも)。
残念ながら、歩き遍路ができる時間はないので(1400kmですから)、それは、どうしようもないことなので、バスツアーなら行けそうで、いよいよ四国遍路をしてみようと思い立ちました。
歩きでないと、御利益ないかなと・・常々思っていたのですが、「バスツアーでもいいよ」と等身大でこの本が教えてくれました。
思いたったら風の如し、バスツアーを申し込みに行くと土日遍路日帰りというのがあって、1年かけて全16回で四国88カ所をまわれるものがあり、それに決め打ち。順番通りにまわれず、パズルのような組み合わせの旅になります。
初回は10月31日(土)24最御崎寺、みくろ洞、25津照寺、26金剛頂寺、27神峯寺を巡ります。お大師様が修行をされ、空海を名乗った場所からのスタートです。
身長180cmを越え身体がでかいので(笑)、最初白衣のサイズがないのであきらめようかなと思ったのですが、いきなりそれでは失礼かなと思い、とあるお店に電話で問い合わせ。通常買えば3,000円程度なのですが・・・「オーダーメイドしたらいくらですか?」ときくと「13,000円です」・・・ううう高すぎるよ・・・・「申し訳ないのですが特注なので値段も高いのです、いかがしますか?」と・・。
えーい清水の舞台から飛び降りた気分ではありましたが、思い立ったが吉日、猪突猛進で注文完了。スーツが営業の戦闘服のように、やはり白衣(びゃくえ)でないとなりませぬ、なりませぬです。
到着したら、チェホンマンが入るくらいのでかいのでびっくり仰天。(汗)まあ、これもお大師様の手の内ですよね。
頑張って、お遍路日記を書きますね。誰か一人でもお遍路始めてみようかなと思ってくれるとうれしいな・・。
スタートの日記はこんな所です。
お遍路を始めたわけ「私のお遍路日記」を読んで
https://goo.gl/HmzPZ7