いよいよお正月も終り、本格的に心のバーをあげてお仕事ですね。昨夜はNHKで再放送「父と子 市川猿翁・香川照之」を見ながら考えさせられるものがたくさんありました。

母と自分を捨てた父。40年後に復縁。孤独と屈折の中「龍馬伝」や「坂の上の雲」の孤高の演技は迫真に迫るもので、鬼気的な凄みを見たものでした。

そして、血の業なのでしょうか、復縁され脳卒中の中オーケストラの指揮者のように演技指導する父の姿には、最後の身体のエネルギーを絞りだすようなさらなる凄みを見た思いです。

それにしても人間のDNAというのは脈々と流れているんですね、歌舞伎のことは知らないのでいささか消化不良気味ですが、運命の糸を感じるとともに、お孫さんのあっけらかんとした姿に一服の清涼剤を感じ、家系の未来を感じました。

お正月、着物をきている姿をあまり見かけません・・歌舞伎を見に行く方は着物で行く方も多いんでしょうね・・そんな場を提供するような文化を残していくべきですね。
さあ、2013年仕事も開幕ですね・・がんばろう(^O^)/