日曜の夜、高視聴率大人気ドラマ「下町ロケット」を見ながら、つくづく大衆は敵討ちというドラマ展開が好きなんだなと考える次第であります。そして、それを見事に納得させてしまう、池井戸潤は奇才なのでしょうか?

大衆は、日常で理不尽の饅頭を食わされ、悪口、嫉み、嫉妬、陰口、風評被害にも悩まさされる。現実では正々堂々という「正義」はなかなか通用せず、その旗本に、なかなかなか仲間を集めず、共同体は正義を飲み込んでしまう。

それがどうだ、あの佃製作所の炎のチームワークは、神がかりとも言える。誰もがあの場面に場所にいたくなるではないか。(笑)まるで純白の豆腐のように、社員は鍋の中でいい役割を社員が果たしている。人は、純白を見せられると弱い。

「下町ロケット」の面白さはなんだろう?忘年会ではこの「下町ロケット」を話題に出しても、なかなか弁が進まない。誰もがあり得ないと思っているから、話が急速にしぼんでしまう。(笑)美しいモノは酒の肴にならない。

やはり、人はダークサイドが深ければ、深いほど興奮を抑えることができないのではないだろうか。「他人の不幸は蜜の味」手柄を横取り、誰かにダメージを与え、支配力を誇示し、悪意を隠して攻撃する。その利害関係の白黒のグラディエーションの描き方グログロのところが、池井戸潤作品のマジックなのか?

さてさて、話題変わりまして、日曜のお昼、山下達郎「サンデーソングブック」を聴きながら、リスナのハガキ

質問です:

今回のツアーで使用しているポスターは、いつ撮影されたものでしょうか。長い間、ツアーを観てきましたが、テレキャスにカポ8で弾くとこを見た記憶がありません。あと、バックもステージセットとは違うようです。想像では名古屋のボトムラインではないかと思っております。

達郎さん:

すごいな、それ・・。

えぇ、あれはですね(笑)

種明かしをしますと(笑)・・

去年のまりやのライブです。

まりやのライブの一曲目の「アンフィシアターの夜」のところでギター弾いてる、そこんところを撮ったものです(笑)

細かいですね!(笑)

すごいですね!(笑)

このやりとりを聴きながら、さすが達郎フアンとうなりました。(笑)

本当にまっこと・・マニアックなファンが多い!

先日は私の名前は達郎さんの曲の「潮騒」です。なんていうリスナーのハガキにはほほえみしかありません。親のエゴはすごいわ(笑)

達郎さんは、すべてのハガキに目を通し、こんなマニアックなハガキを探し当てるのが楽しみのようです。今日かかった達郎さん以外の曲は全部知らないけど、新しい風をくれる(マニアック育成)。コンサート中で放送が地方局からの録音になるのだけど、曲はすべて自宅でリマスターされFM音源に最適にして持参・・・。そして今日ラジオで言っていたけど、しゃべる話(曲のデーター等詳しく)もすべてデーターで持って行くとのこと。先週はCDを今年は500枚くらい買ったと言ってたし、どんだけ研究しとんですか?他の追随を許しません。

達郎さんのかける曲は。50年代、60年代、70年代、80年代中期くらいまでのオールディーズソング、デュランデュランとかジャーニなどは死んでもかかりません。

達郎さん曰く

オールディーズとは何ぞや?

オールディーズとは古いということです。

古くてもいい曲、Oldies But Goodies!

クリスマス・イブがじーんとくる年末、サンソンのように自分の楽しみのラジオが一つあるだけで、週末が満たされます。

今年はこのメルマガが最後!

「下町ロケット」を見ながら、自分もダークサイドが多いなと反省。

断りたくても、ことわれない 忘年会に屈服し

自分の立場をよくしたいと考えたり

世間体ばかり気にしたり、無関心を気取ったり

根性曲がりにつける薬はないのか?(笑)

いろいろお遍路の本を読んでいたら、いいお話が

他人をとことん攻撃している男に

お釈迦様が

「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物は 一体誰のものだろうか」とききます。

「そりゃ、言うまでもない。相手が受け取らなかったら、贈ろうとした者のものだろう。わかりきったことを聞くな」

はい!その無責任な口は、他人への攻撃は、すべて自分に返ってくるわけです。

今日は「下町ロケット」を見たので、一つだけあるまっ白いブリーフにネオ!ブラボーロケット2015を格納し、昔の武士が白いふんどしを締める気分で、年末駆け抜けます。

それでは、また来年よろしくお願いします。