おはようございます。クレストデジタルズ渡部です。

俳句甲子園!高校生の「ひと夏の青春」見応えがありました。

旅行会社時代の同期が、松山に応援観戦にやって来て、忠孝さんで一杯。

息子は昨年は俳句甲子園2年生チームで優勝。連覇を狙う開成高校の主将。

開成高校がいなければ俳句甲子園は盛り上がらない。
(灘高校や進学校は俳句から手をひいてしまったのか?)

正岡子規は松山東から開成高校に遊学し卒業した。この縁というのは、一度切り結ぶと、後世まで縁糸が繋がるというのが面白い。 ※子規庵は開成高校と同じ西日暮里駅の近くですよ

俳句は素人、鑑賞するは人一倍好き。十七文字の世界感のふくらみ。

高校生の頃は、木の股をみても興奮できたのですが、今は足りてないことだらけ。

結句、開成高校が優勝

個人の部最優秀賞

「旅いつも雲に抜かれて大花野」

開成高3年岩田奎さん(18)

そして個人的には松山西高校(わたくしの母校)の句がよかった。

松山西高校

「白桃や肘までぬらす蜜温(ぬる)し」

兼題「桃」

灼熱の日差しの夏の午後。女子高生は・・

指貫ならない暑さの中、涼を求めて、

みずみずしい冷たい桃を元気よくかじる

おいしい!甘いなー!ふっとため息をつく。

ため息と同時に、部活動で焼けた肌を

桃汁が肘まで、垂れてくる

烈しい太陽光線の怒ったような、夏たけなわ

母が用意してくれた白桃は、人肌の優しさがあった

僕がディビエートしたら、こんな鑑賞を考えながら話すだろうか・・

僕が鑑賞すると、どうも意図的に大人のずるがしこさで、誘導しそう。

高校生は気ままに自由に高校生らしく自分の世界観をつたえる。

そこが、俳句甲子園の面白いところですね。

青春のカオスの真っ只中、体に力が漲って、一点の曇りもない青春。

負けたチームは、青春を肯定する唯一無二の一物 である、本とか、音楽を頼ったのだろうか?

あま酸っぱいな・・おつかれさま。