最近、めっきり興奮することが少ない。(笑)世の中もそんな気がする。

先週で考えると錦織圭の放埒なテニスだけが、興奮の種だった。彼はジョコビッチとのイタリア国際で途中から、邪気を放ちながら、赤鬼となり怒りを少しばかりむき出しにしてきた。その瞬間に何かが膨らんでいくのがわかった。

さて、オレのばあちゃんは明治の人だった。小学1年生の夏休みに泊まりにいった。

その1日は今でも鮮明に覚えている。お竈(くど)でご飯を炊く。小斧で木材を細かくするのを手伝った、乾燥した松葉をいれて、徐々に火をおこしていくことに子供のオレの脳はチンパンジーのように興味を示した。人類というのは、この火を使い、料理を加工し、料理を開拓した。獣達が狩りをして、そのまま生肉を食べるのとは根本的に異なる。火を使うことが人間を人間にしたのだ。なにせ衛生的だ。いつでも料理できて、最大のメリットは栄養というエネルギーがとれたことだ。おまけに暖もとることができる。

親父は入院中、誤嚥肺炎になって栄養を点滴でとりだしてから、こちらがしゃべる言葉がわからなくなっていった。その時思ったんだ、噛んで食べるということが、どれだけ大事かということを。咀嚼(そしゃく)することで顎が鍛えられ、脳も刺激され、声帯が発達して言葉をしゃべれるようになったのだろう。くだらない仮説だが、チンパンジーに火を使うことを教えられたら、何万年後には人類が誕生するかも知れないというのは大胆すぎるだろうか?

今はご飯を炊くのは20分もあれば、早炊きでご飯がたける。便利になりすぎた、電子レンジ、冷凍食品、だしのもと、時短料理のオンパレード。そこで産み出された時間というゆとりで、人はテレビをみて、スマホに向かいあい、自分と向かい合うことを忘れている。興奮が身の回りにないと、自分で打ち上げ花火を発射するのは無理だ。発射台に打ち上げ花火を載せてる人はどうやらすくない。

さてさて、アダムとイブが禁断の果実を食べて、いわゆる無垢から意識をもつようになり、局部を隠すようになった。恥じらいという、自意識の目覚め。今日はくだらないことを書くけど、ホモ・サピエンスは、偶然にも必然にもワインをつくったのではないだろうかと仮説をたてる。(笑)ある種族では、ワインを秘伝の方法でつくることができた。その種族は体格が一回りも、二回りも大きかった。ワインの効能のポリフェノールが、老廃物の排出、ピロリ菌の退治、老化防止、骨格の構築の効果を生みだした。肉食とワインにより脳が発達した、それがホモ・サピエンス。ワインは人を饒舌にし、会話を加速させた。

動物たちのセックスはOPENで、親さえ誰だかわからないが。脳が発達したホモ・サピエンスは一緒に食事をしワインのもたらす高揚感は人と人を近づけた。セックスした相手を好きになった、光源氏現象だ。(笑)たぶん、ワインによりセックス時に何らかの惚れ薬のような分泌液ホルモンが放出され、それは愛情のようなもので、あるときは母乳を通じて伝わり赤ちゃんにも愛情ホルモンがゆきわたった。この予想の大事なところは、セックスが先だということだ。セックスにより惚れ薬ホルモンが受けわたされたのだ(笑)今でも見られる・・。

20世紀のアダムとイブ、ジョンレノンとオノヨウコは語った「人間の大半は土曜の夜に、ウイスキーのボトルを、空けた勢いで産まれてくんだよ」と。新しい求愛として音楽が誕生した。時が変遷すれば、脳は派生して変化し、パブロフの犬のように、鈴が鳴ることでよだれが出るようになった。セックスする前に、セックスを感じるようになり、言い換えれば、思い込みで相手を好きになれた。近年ではセックスは何度か会ってワインを飲んで、相手を値踏みしてからというようになってしまった。その先は、もっとひどいが長くなるので割愛。(笑)

そして、オレは思う。高度な高齢化社会になってきて、大事なのは。「セックスより(・・・と同等)興奮できるモノ」を見つけておかなければ、ならないということ。小さな塊でもいい、錦織圭のテニスか、読書か、ワインにこだわるか、宮沢りえの「サンタフェ」を古本屋で探すか、再び「カミカミするめ」という伝説の一物を探すしかない。俺たちは荒野を歩いているのだ、そして荒野の思考を今試されているのだ。

最後に明治のばーちゃんの話をしたい。それはオレたち3人兄弟がばあちゃんと会話していた時のことだ、ばーちゃんは「ハッピーターン」というお菓子が好きだった。「ハッピーターンおたべ」とおばあちゃんに勧められた。妹がおなか一杯だったので、「お腹いっぱいなので、ばあちゃん食べて」と答えた。オレたちのまえに置かれた「ハッピーターン」は寂しく凍り付いた。

すると、おばあちゃんの顔色が明らかに変わって鬼婆になった、「なんで美味しいのにハッピーターン食べんのよ」と、言うなり。右手を振り上げた。そして、「ちはやぶる」ではないが、百人一首で当確のカルタを見つけたように、その手を振り下ろし、「ハッピーターンおいしいのよ」と言いながら、カルタ(ハッピーターン)を右手でたたき込み、ハッピーターンに一撃を加え、彼は横に跳んだ。おびえるオレたち兄弟の目線の先には、障子を突き抜けた軌跡があった。

いまでもその光景に、オレたちは興奮を押えられないのだ。(笑)まさに、ハッピーターンである。

英語名をハッピーターン(英名:Happy Taaaaaan)という。このお菓子にまぶされた、合法麻薬は人をかえてしまうようだ。表面だけ舐めるという種族も見受けられる。一度摂取すると、もう後戻りできない(笑)

このメルマガを読んで、あなたが今日コンビニでこの「ハッピーターン」を見つければ、買わなくてもいい、必ず一度手に取ってみてほしい。そこには、人間の脳の煩悩を見ることができるだろう。(笑)

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渡部雅泰クレストデジタルズ株式会社 CEO
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